【世界を駆ける日本】さん、レアアースの資源開発で起こっている日本発の新潮流を紹介:【海外の反応】日本が世界唯一の新技術でレアアースを採掘開始!

エネルギー・新技術など

今となっては産業において必要不可欠な資源であるレアアースは産業のビタミンとも呼ばれています。

現代の産業界ではレアアースの持つ高度な磁性や傾向性が欠かせない存在となっているのです。
そんなレアアースの供給を圧倒的に占めているのが中国ですが、シェアが一国に偏ってしまうことで価格の等などの大きなリスクを抱えているのが現状です。

ところが近年日本の近海で大量のレアアースが発見され、その量なんと世界のレアアース消費量の実に2550年分という膨大さです。

さらに日本は世界初の新技術を開発し、海底にあるレアアースの採掘にも成功。その結果資源大国として地位が危くなった中国が動揺を隠しきれずにいるのですというのです。

そこで今回は世界を駆ける日本さんが作成された動画をご紹介して、世界のレアアース市場の現状と、その現状に地殻変動を起こしそうな日本が開発した新技術、およびそれに対する海外の反応も合わせてお知らせしたいと思います。

レアアースは少量を加えるだけで部材の強度や耐熱性が向上し、エネルギー密度や電気の伝動性を飛躍的に高める特性があるため、少量でも必須であることからそう呼ばれています。

1794年にフィンランドの学者ヨハン・ガリトンが発見し、レアアースと名付けられました

レアアースと名付けられたのには4つの理由があります。

1つ目はそれらの鉱物が自然界において少量しか存在しておらず、識別が非常に困難なこと。

2つ目は鉱石から抽出する過程が複雑であること。

3つ目は抽出後にこれらの元素を互いに分離するのが困難なこと。

そして4つ目は過去に用途が限られていたことです。

この4つの特徴から希少な鉱物という意味で希土類と呼ばれることもあります。

しかし世界1位のシェアを占める中国が原因となりレアアースを巡る国際的な問題も発生しています。

中国が引き起こしたレアアースを巡る国際問題

2009年から2011年にかけて中国がレアスの輸出規制強化を行い、レアアースを巡る国際的な緊張が浮き彫りになりました。

中でも特に国際社会に影響を与えたのが、2010年9月7日に発生した尖閣諸島沖での中国漁船衝突事件でした。

この事件は日本の領海内で操業中の中国漁船が日本の巡視船に衝突したというもの。

中国漁船衝突後には海上保安庁が中国漁船の船長を公務執行妨害で逮捕し、石垣島に連行しました。

中国はこの逮捕に対して強く反発し、船長の即時釈放を要求。

この事件が起きたのを境に中国は日本へのレアアース輸出手続きを事実上停止したのです。

この措置は日本国内だけでなく、レアアースショックとも呼ばれる世界的な供給不安を引き起こしました。

この事件を発端にレアアースの供給が特定の国に依存することで生じるリスクと、それに伴う国際的な緊張が浮き彫りになりました。

当時中国は世界のレアアースの供給において約90%以上を占めていたため中国が行った輸出規制はレアアース価格の急激な高頭と世界的なレアアースの供給不足を引き起こす事態にまで発展しました。

この事態に対して各国や世界貿易機関WTOが交渉を行いましたが、中国はその後も輸出規制を変えることははありませんでした。

この出来事はレアアースの供給を中国だけに依存することの危険性と、その安定した供給を確保することの重要性を改めて世界に認識させた瞬間でした。

そんな中で日本が中国も驚くような世界初の新技術を開発したのです。

日本で発見された世界最高品質のレアアース泥

レアアースの供給のほとんどを輸入に頼っており、その大部分が中国に依存している状態の日本にとって、このレアアースショックがもたらした供給の不安定性は深刻な問題でした。

そこで日本は代替技術の研究や新たな資源開発に力を入れ始めたのです。

2011年に東京大学大学院工学系研究家の加藤安博教授が調査した結果は、とんでもない事実を発見することになりました。

加藤 泰浩 KATO Yasuhiro教授
東京大学大学院工学系研究科システム創成学専攻                        加藤泰浩教授

加藤教授の調査により、太平洋の海底には膨大なレアアース泥が存在することが明らかになったのです。

この海底のレアアース泥は高い濃度のレアアースを含んでおり、中国の陸上鉱床よりも高い濃度を示していたのです。

加藤教授たちの調査・研究は新たな資源として大きな期待が寄せられているのです。

【海外の反応】日本が世界唯一の新技術でレアアースを採掘開始!とんでもない量の埋蔵量に中国が発狂した理由…

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