「コミューン(共同体)」とか「コミュニティー論」というのはこれから非常に中核的な議論になってくるでしょうね。
この分野では日本には「水輪」というような非常に先駆的な試みがあります。
けれども、いま日本でこのテーマの社会的広がりの可能性を体現しているという意味で、具体的な経験値を集積しながら最先端を走っている方のおひとりが、八ヶ岳で「エンディングヴィレッジ」構想を展開している滝沢泰平さんではないでしょうか。
滝沢泰平さんはこれまでコミューンの構築に関連して、イスラエルのキブツをはじめ、世界中の先駆的試みの実践の地を自ら訪問して具体的に検証を重ねてきておられます。
今回ご紹介する(人気YouTubeチャンネル”OWS TV”の滝沢泰平関連シリーズ第三弾)で、滝沢泰平さんは、ご自分が実際に試行錯誤しながら体験的に遭遇してきた問題点や現段階での到達点を、「ネオ縄文」という新しい時代のコミニュティー論として語っています。
それはこの混迷の時代に、何が起きても生き延びられる方法として模索されたものです。
ネオ縄文:
ネオ縄文とは、縄文時代のように自然と調和しながら、現代の科学技術や文化を活用する新しい生き方です。
自給自足や共助の精神を大切にし、地域や仲間とのつながりを強化し、経済や政治の不安定さに左右されない、自由で豊かな暮らしを目指す生き方の提案です。
混迷の時代:
先行き不透明で、大きな変化や危機に直面している現在の地球社会は、まさに混迷の時代にあると言えるでしょう。
この混迷の時代には、気候変動や資源の枯渇、パンデミックやテロ、戦争や紛争、貧困や格差など、様々な問題が起こります。ここでは、既存のシステムや価値観が崩壊し、人々の生活や幸福が脅かされます。
生き延びる方法:
混迷の時代に対応できるスキルや知識、心構えを身につけることです。
混迷の時代を生き延びにには、自然や食べ物、水やエネルギー、健康や防災など、生命の基盤を確保することが重要です。
また、コミニュティーを作り、仲間と協力し、情報や物資を共有することも必要になります。
さらに、個々人が自分の使命や価値観を見つけられ、自己実現や貢献を目指せる環境も必須になってくることでしょう。
動画の目的とメッセージ:
動画の目的は、ネオ縄文の考え方や実践方法を紹介し、混迷の時代に備えるためのヒントや励ましを与えることです。
動画のメッセージは、混迷の時代は危機だけでなく、チャンスでもあるということです。
この危機の時代を乗り越えることで、人類は新しい文明や社会を創造できるわけです。
動画は、視聴者にネオ縄文に参加することを呼びかけています。
「縄文文化」そのものに関しては、また別の観点もありそうですが、滝沢泰平さんがこの動画で展開されているあたりが、現在の日本に根づきはじめたコミューン論の最先端の状況ではないでしょうか。
お金が機能しない世界で生き延びる術